ディンプルキー

最近良く使われるようになっているのがディンプルキーと言われるタイプの鍵です。

ディスクシリンダーだと鍵の山の高さが5段階から6段階くらいしかないので専門の道具を使わなくても針金で簡単に開けてしまえるそうです。

ピンシリンダーはディスクシリンダーに比べると鍵山の段階は少し増えていますが、それでも専用の道具を持っている窃盗団なら開けてしまうことが可能です。

ピッキングに強いと言われているのがディンプルキーです。ディスクシリンダーなどに使われるような道具では開けることができません。従来のシリンダーとは違って配列の組み合わせが1000億通りもあると言われています。

KABA社などのディンプルキーは購入する場合には完全登録制となっています。キーのシリアルナンバーと登録者が一致しないと合鍵を作ることができません。鍵を紛失した場合でも別の人に悪用される心配もありませんので安心です。
錠前の内部には上下左右にピンが並んでいてその全てのピンに一致する溝がないと解錠しません。

ディンプルキーをまず最初に採用したのが高級外車でした。窃盗対策に導入されたのが最初だそうです。
その後国産の高級車にも使われるようになり、次第に玄関やスーツケース、南京錠などにも使われるようになっていきました。